『漆黒の宇宙』は、吸い込まれるような漆黒の中に、夜光貝の螺鈿(らでん)により広大な宇宙を表現しています。
螺鈿(らでん)とは、漆工芸品の加飾法の一つで、貝殻の内側の虹色光沢を持った真珠層部分を切り出し、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む手法を指します。
『うるみ物語』は、黒漆の上に、朱漆を塗り重ねて、きれいなうるみ色を表現しています。
うるみ色とは、赤黒く濁っている色を指します。
漆で表現するのに最も適している色のひとつです。
内側の金梨地(きんなしじ)には、桜・紅葉の金加飾をほどこしています。
『朱の物語』は3つ砂時計を組み合わせた作品で、左から「うるみ」「朱」「洗朱」です。
無地だからこそ、漆本来の味わい深さを感じる事ができます。
こちらに、オーダーメイドの蒔絵(まきえ)や螺鈿(らでん)などをあしらい、世界でただ一つのオンリーワン作品として愉しむ事も可能です。